Obsidianの遊びかた 2


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Obsidianは『第二の脳』を謳っている。
テキストファイル同士のニューラルネットワークを『脳』 に喩えるのならば、 Obsidianはその様子を端的に図示してくれる。

ブログの画像に使っている丸いボールのような画像は、 それらのネットワークを俯瞰したものだ。 画像の時点では1500ほどの言葉がリンクで結ばれていて、 その数は現在進行形で増え続けている。

これを『第二の脳』として自分が受け入れるには、 入力するテキストが自分の内側を経由しているかどうかが肝になる 。そのために、コピーペーストは一切使わない。 ググらないと意味がわからない言葉は使わない。 言葉そのものの質はどうでもいい。内から出る単語、 自らの思考で繋いだ関係性が線で結ばれ、それが増え続け、 やがて綾をなし、次第になんらかの形として見えてくるとだんだん「 これが第二の脳なのかねえ」と思えてくる。リンクで編まれた球体がうっすらとした説得力を放ち始める。

言葉同士のリンクする様子を可視化したものを「グラフビュー」 と呼んでいる。グラフビュー上では、 多くのリンクを獲得した言葉は、 その数に応じて大きく表示される。 なんとなくリンク線に強い重力が発生しているようにも感じる( たぶん気のせい)。
リンクの数が増えるほど、グラフビューは正円に近づき、 関係濃密な円の内側が色濃く表示されると、 なんとなく立体的に見えてくる。

最終的には星のような、受精卵のような球体になる。
第二の脳が星や受精卵に似ているのはなかなかにロマンチックだ。 それが当たり前のような顔をしてしれっとスマホの画面に収まって いる様子は妙に愛おしく、 それを見ているだけでもこのゲームを遊んだ甲斐があった、 ようにも思える。

あとはRAMが許す限り、星の体積は増え続けるはずだ。 現在の1500語で既に動作が重くなっているので、 早々にスペックの限界が近づいているのかもしれない。
(そもそもそんなことをするために作られたアプリではないので、 しょうがないのだけど)